動物を追い出して資源を得る。
我々はそうやって大きくなってきたもの仕方ないの
ワニをお縄に領土拡大ゲーム
ちなみに『FAIYUM / ファイユーム』はアークライトゲームズ様より日本語化がされることが決まっております。
『FAIYUM / ファイユーム』の基本情報
人数 | 1-5人 |
---|---|
年齢 | 12歳以上 |
時間 | 120分程度 |
出版社 | 2F-Spiele |
言語依存 | ほぼ無 |
ジャンル | ハンドマネジメント |
備考 | |
私の好き度 |
---|
6.0 |
映え度 |
6.0 |
計算量(主観) |
7.0 |
説明難易度 |
4.5 |
『FAIYUM / ファイユーム』のゲーム準備
「ゲームボード」を広げます。
赤いマスに1枚の「入植地マーカー」を配置します。
その後、「ゲームボード」上の紫と黄色のマスに「ワニコマ」を配置します。
「ファラオカード」のうち表面が黄色のカードを13枚抜き出します。
その中で、「ファラオカード」の右上に114~120と記載されているカードと「ファラオカード」の左下のプレイヤー人数が一致するカードを使用します。
使用しないカードは箱に戻します。
次に残った青枠の「ファラオカード」をシャッフルして山札とします。
その後、12枚のカードを表向きにします。
その中で「ファラオカード」の右上数字が小さいカード8枚を「ゲームボード」に昇順で並べていきます。
残りの4枚は先ほどの表面が黄色の「ファラオカード」の山札に混ぜてシャッフルをします。
この黄色の山札は青枠の山札とは別にしておきます。
次に、プレイヤーの準備を行います。
プレイヤーカラーを決めて「得点マーカー」と5枚の「初期カード」を受け取ります。
「得点マーカー」は「ゲームボード」の得点0の箇所に配置します。
お金は手番順に酔ってもらう額が異なります。
手番順 | 金額 |
---|---|
1番手 | 3 |
2番手 | 4 |
3番手 | 4 |
4番手 | 5 |
5番手 | 5 |
最後にお金、資源コマを「ゲームボード」のそばに置いておきます。
但し、資源コマには有限のコマと、無限にあるものとみなすコマがあるのでそれを分けておいた方が良いです。
これで準備は終わりです。
ワニは手分けして配置しましょう、大変です。
『FAIYUM / ファイユーム』のルール説明
基本的に自分の手番にやることは3つのアクションのうち1つを選ぶだけです。
・手札から「ファラオカード」を1枚使用する
・「ファラオカード」を市場から1枚購入する
・管理アクションを実施する
手札から「ファラオカード」を1枚使用する
手札にある「ファラオカード」の1枚を使用してアクションを実行します。
使用したカードは捨て山の一番上に置きます。
「ファラオカード」のアクションには大きく分けて4種類のものがあります。
種類 | アクション効果 |
---|---|
収穫 | 「労働者コマ」を「ゲームボード」上の未開発の土地に配置して対応する「資源コマ」を1つ獲得する 「労働者コマ」を置いた箇所にワニがいれば取り除く |
建築 | ワニがいない土地に対して実施することが出来ます。 街道と橋を建築して入植地、建築予定地が初めてつながった時1勝利点を獲得します。 |
交易 | 開発済の土地に「労働者コマ」を配置します。 追加効果は「ファラオカード」によって異なります。 |
その他 | 「ファラオカード」によってユニークな効果があります。 |
東京タワーから米は取れません
「ファラオカード」を市場から1枚購入する
「ゲームボード」上に置かれている「ファラオカード」から金額が書いてある4枚のカードのうち1枚を購入することが出来ます。
それぞれ、小さいほうから"3金"、"4金"、"5金"、"7金"となっています。
カードの上に赤い「-1金トークン」が置かれている場合、「ゲームボード」上に書かれている金額から"1金"安くなります。
購入した「ファラオカード」に置かれていた「-1金トークン」は市場からどけておきます。
写真3(ボード上の市場の説明)
購入する場合、プレイヤーが保持しているお金から必要な分を支払い、「ファラオカード」を手札に加えることが出来ます。
市場には山札から新たに1枚カードを引き、初期配置と同様に並び替えます。
管理アクションを実施する
管理アクションは3つのことをやる必要があります。
・お金を獲得する。
・捨て札を手札に加える
・市場を更新する
お金を獲得する
まず、プレイヤーの手札が何枚あるかを確認します。
その後、銀行から"3金"から手札の枚数分引いたお金がもらえます。
次に、「ゲームボード」上にある「労働者コマ」を0~2個好きな数取り除く。
取り除いた「労働者コマ」1体につき"1金"を獲得する。
捨て札を手札に加える
プレイヤーが使用した「ファラオカード」を捨て札の上から3枚を手札に戻します。
さらに捨て札から獲得したい場合は、"1金"を支払うごとに1枚捨て札の上から手札に戻します。
お金を払って手札に戻すことは何度でも可能です。
市場を更新する
プレイ人数に応じて市場の補充を行います。
まずは、下記表に従い市場の処理を実施します。
プレイ人数 | 市場に残っている 「-1金トークン」 |
対応 |
---|---|---|
2-3人 | 2枚以上 | 「-1金トークン」が乗っている「ファラオカード」 の中で価値が低い2枚を取り除きます |
2-3人 | 1枚 | 「-1金トークン」が乗っている「ファラオカード」と 市場の「ファラオカード」の中で価値が低い1枚を取り除きます |
2-3人 | 0枚 | 市場の「ファラオカード」の中で価値が低い2枚を取り除きます |
4-5人 | 1枚以上 | 「-1金トークン」が乗っている「ファラオカード」 の中で価値が低い1枚を取り除きます |
4-5人 | 0枚 | 市場の「ファラオカード」の中で価値が低い1枚を取り除きます |
上記の市場の処理を終えた後に、市場に残っている「ファラオカード」すべてに「-1金トークン」を配置します。
そして、プレイ人数に沿って新たな「ファラオカード」を市場に配置します。
プレイ人数 | 処理 |
---|---|
2-3人 | 山札から2枚の「ファラオカード」を引いて初期と同様に並べ替えます |
4-5人 | 山札から1枚の「ファラオカード」を引いて初期と同様に並べ替えます |
『FAIYUM / ファイユーム』のゲーム終了・得点計算
ゲーム中に最も名声を得たプレイヤーが勝利です。
『FAIYUM / ファイユーム』の感想
大きなボードで威圧感を放つゲーム性と思わしておいてやることは至極簡単なゲームです。
ただし、カードの量が多いためどのような効果のカードがあるかを把握していないと経験者と遊ぶときにはかなりの差となってしまいます。
あと1回目はどうしてもカードの効果を把握しながらやるために目論見通りにゲームが出来ている気がしません。
2回目以降にやっとゲームが始まる感じです。
とは言え、私もまだ1回しか遊んでいないので大きなことは言えませんが。
手札を管理する必要がかなり重要になってきているので自分の捨て札を見るだけでも大変なのに相手の捨て札も見なくてはならないとなればかなり記憶力が必要です。
なんにせよ、ワニを蹴散らすのが気持ちいいのでもう一度やってみたいところではあります。
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