天才になりたくない?なれるよ?そんなあなたに「マッチ オブ ザ センチュリー」【PR】

ギサワログ

君は天才になれる!!

怪しい通信販売の売り文句じゃあないんです!

それが今回紹介するゲーム「マッチ オブ ザ センチュリー

今回は数寄ゲームズ様よりレビュー依頼を受けて作成しております。
サンプル品のため実際の商品と異なる可能性があるのでご留意ください

アンテナが低くて申し訳ないんですが、私「マッチ オブ ザ センチュリー」全く知りませんでした!!

遊んでみた感想を一言でいうと熱い

それがこの「マッチ オブ ザ センチュリー」なんです。
この記事を見てくれたあなたに少しでも熱さが伝わるように書いていきますね!!
今年の最高温度更新されましたわー

それでは、基本スペックから見ていきましょう!!

基本スペック

プレイ人数 2人
プレイ時間 30-45分
対象年齢 10歳

普通にずるくない?
チェス盤なんて普通に見ても恰好良いのにそのうえ世紀の一戦を演じた2人が箱絵に描いてあるんですよ、反射しているみたいに。
こんな箱絵おしゃれすぎてリビングに飾れてしまいますわっ!!

ゲームボードもおしゃれなんかいっ!

激推しポイント

歴史的な資料が凄い!!

ボードゲームの良いところは蓋を開けたときに出てくるルールブックですよね?
それはないって・・・そうですよね、そりゃそうです。

それはそうとして「マッチ オブ ザ センチュリー」ではなんと、ルールブック12P,歴史的背景が24Pと2倍になっているんですよ!!
重量級ゲームの説明書レベルのページ数の多さ!!
合わせたら、36枚どうぞよろしく!となっているんですよ!

許されるんですか?許されるんです!
だって、面白いから

先に言っておきます、てか書かせてほしいこの歴史的背景めちゃくちゃ熱いです!!
てか、スパスキーVSフィッシャーと箱に書いてるからスパスキーが主人公だと思ってたよ、「ゴジラVSヘドラ」でヘドラが主人公だった時の驚きでした!!

この歴史的背景は政治的な思惑とかもかいてありどちらかというと小難しいんですが、ところどころで少年漫画のような展開が続くんです。
最後のところなんか"はじめの一歩"でも読んでいるのか?と錯覚に陥ったほどです。

フィッシャー行くのか?フィッシャー行くのか?フィッシャー行くのか?フィッシャー?フィッシャーやる?フィッシャー?
色んな人の名前が出てきて私の頭のメモリーはオーバーフローだが、フィッシャーに絞ってみたらこんな感じだ!!(多分)

中々読み解くのに時間がかかったー
ちなみに、読んだ後に遊ぶ「マッチオブザセンチュリー」は蜜の味ですよ

そして小さい鞄にも入る説明書サイズ(大体B6くらい)。
これで私が通勤時間にこそこそと読んでいたこと、会社に何も持って行ってないことが分かるでしょう。

ここまでテンション高く読めたのは私がエッセイとか伝記とかが好きなのもあるとはおもいますが、是非読んでみてください!!

コマがカッコいい

きっとこれが"チェス"のコマなんですよね。
ちなみに私のチェスの知識として知っているのはポーンが端っこに言ったらクイーン含めて色んなものになれるってことくらい・・・
その知っているチェスもPCに入っているのに触っただけで実物を触ったことがないんですよね

めちゃめちゃでかくない?

体感このくらいデカいんですが。
そうなると、この「マッチオブザセンチュリー」に入っているコマの大きさが今後の私のチェス人生の基準の大きさになるんですけで大丈夫なのか?なんていう心配が脳裏をよぎったが多分チェスはやらなそうだな
ちなみに「マッチオブザセンチュリー」では白いコマがクイーンコマでそれぞれのプレイヤーカラーである赤、青のコマがキングコマのデカいコマになってます。
あとは1/3くらいの大きさのポーンコマが入っています。
好きなコマはビショップです!

「マッチオブザセンチュリー」では勝利に近づくごとにキングのコマを前進させるんですが、皆さんきっと同じことをやると思います。
勝った時に、歴戦のプロのようにコマの頭を持って振り子のようにキングコマを振って前に進めさせるのがカッコいいんです。
「マッチ オブ ザ センチュリー」を開けて最初にやったのはコマをいかにかっこよく置くかの練習でした(将棋もパチンと音がなる指し方から練習しました。それと同じです)。
チェスはそれが全てですからね(違う)

どんなゲーム

ここまで、色々熱くなっちゃってゲーム内容について触れてないじゃないか!!
とお𠮟りを受けるのではないだろうかと思ったので、そろそろゲーム内容について話していきましょう!

ジャンルはハンドマネイジメントタクティクスカードゲームって感じかなと私は思いました。
2人のプレイヤーがお互いが16枚のデッキを持って盤上での優勢を取り合う、時には盤上以外の優勢を取り合うといった盤上の格闘技って言うんでしたっけ?
その異名を体現してます、本当に。

優勢を取って勝利に近づけ

この後も"優勢"という単語が出てきますが、ゲームの勝利に近づく得点をとるような行動が"優勢"だと思ってください。
将棋や囲碁にも「今どっちが今優勢ですねー」みたいな解説あると思います、あれです。

「マッチ オブ ザ センチュリー」では何ゲームかを繰り返し最終的に6点を早く獲得したプレイヤーが勝利になるゲームです。
1ゲームでは最大で4つのエクスチェンジを行う形で構成されています。

ききなれませんよね、エクスチェンジ・・・これはカードを出す場所が4か所あるんですが、それを1エクスチェンジと呼んでます。
さらに、最大4エクスチェンジって言いましたよね?
そう、これがかなりエッジが聞いたゲームエッセンスになっているのです。

先ほどから"優勢"とことあるごとに言っていますがあなたはまだ重要性が分かってないかもしれませんね。
相手がものすごく優勢になったとしても、あなたまだチェス続けられる(カード出せる)と思ってるんじゃないですか?

出せません、駄目です、ゲーム終了です!
"優勢"を取ったプレイヤーに1点入ります。

もしあなたが"優勢"をとって逆転を許さないような手を打てたのならその時に発する魔法の言葉を教えましょう!
「チェックメイト」・・・これです。
えっ?もう知ってる・・・ですよねー。
体感ですが、どや顔で言ったときに限って負けることが多いみたいです。

"肉を切らせて骨を断つ"を地で行くゲーム

「マッチ オブ ザ センチュリー」は盤上では優勢を取るか、カード効果を取るかと常に選択する必要が出てきます。
使用したカードとポーンの強さを比較するのですが、勝った方が優勢を得して、負けた方がカード効果を使用することになるのですが、これがまぁーーーーー、もどかし楽しい

「"優勢"をあげるけど、私は今後を見越して気力(手札上限を増やしたり、初期の優勢だったりを管理するパラメータ)を回復するもんねー」とかが可能になる、もしくは相手に択として迫られるわけです。
非常につらい、相手に得をさせたくないけど・・・止めるにはこのカードを出すしかない、なんていう状況が多々巻き起こります。

ままならないカード効果

「マッチ オブ ザ センチュリー」の特徴として、1ゲームごとに黒と白が交代するんですよ。
色が変わるからなんだって話ですよね?

そんな簡単な話じゃないんですよ。
カードの効果が変わります・・・すべて。
次はこのカード使ってーなんて考えているとあっ、逆の効果だってなるんだから何手先を読まなくてはいけないんだよーとなります。

手札

クイーンのコマを持っているプレイヤーが白色になりますので、手札のカードの上側が白色になるようにカードを持ってください。
効果は正位置となる方だけが発動します。

ほんとうは逆側で使いたかった効果を何度捨てさせられたことか・・・

感想

遊んだ感想

デッキは固定なんだけど、そのデッキをけっこう自由に使えるのが楽しい。
自由ていうのは手札の上限もそうですし、手札を捨てるのも自分の判断で出来るので引き直し戦術みたいなのができる。
手札管理とゆるーい山札管理ができるのはカードゲームとして楽しさが増す部分ではないかと思います。
自分が同じデッキを駆使しながら戦っていく様子がまさにチェスだなと・・・そうか、だからデッキは16枚なのかとこの時気付きました笑

面白いなと思ったのが、気力システム!!
我々はチェスしてると疲れてきちゃうんです、たくさんのコマに注意を払ったり(山札のリシャッフル)や大局を大きく動かす勝負(優勢4のエクスチェンジ)を行った時は気力が減ってしまう。
そして、気力が減ると持てる手札(気にかけることができるチェスコマ)の数が減ってしまうなど精神力もチェスにめちゃくちゃ重要になってくるんです。
このシステムめちゃくちゃ好きです。
『疲れるけど、ここは本腰いれますか』とか『相手本腰入れてるけど私手を抜いて休憩しますよ?』みたいな駆け引きが楽しいんです。
この状況をうまく作り出しているのが、カード効果と優勢の判定のやり方なんです!!

盤面の優勢は言ってしまえばカードの数値とポーンの数の合計の値比べ。
秀逸なのは、負けた方だけがカード効果を使用できるというところ。
勝った方は、確かにゲーム中の優勢はとれます、しかし、その時の優勢の取り方が大局的に見て良いかどうかまではその時点ではわからないという風になっています。
負けた方はカード効果を使用して、様々な行動をしてゲームをかき乱します!
これが楽しい、本来は負けたくはないんですが・・・負けたいときの方が体感として多かったまである笑
さらに、同点の時には何も起きないというのが良い塩梅なんですよ・・・強い効果やらせたくないけど、優勢もあげたくない・・・本当にくい作りで最高!

遊んでた時、一度お互い5ゲームをとっている状態で最終ゲームとなった時がありました。
その時は、カードを出す順番さえ間違えていなければ勝ててたんです・・・本当にあと1手読み切れていなかった
アブストラクトゲームではないんですが、まるで将棋で負けたときの悔しさも味わえるんかいっ!!って思えるのお得過ぎない?

こんなに色々書いているんですが、私このゲームで結局1勝もできていません笑
なので、フィッシャーとスパスキーには謝罪したい・・・すいませんでしたっ!!

結局、感想なんで面白いか面白くないかなんですが、めちゃくちゃ面白いです!!

お互いがカードの効果をなんとなく把握した後は、あの効果来るかもしれないからちょっと出すの辞めておこうとか、相手に強いカード出させたいからめちゃくちゃ良いカードが来た時の顔をするなど
戦略性もあり番外戦術も使用できる私が読んだ史実がかなり忠実に再現されていると思いました!

ゲームも面白いし、世界観とも融合しているとても良いゲームだと思います。
端的に言うと、私が2023年に遊んだ2人用ゲームの中で一番面白いゲームでした。

気になる点

全体的に私的には満足度の高い2人用のボードゲームなのですが、せっかくなので気になった点も書き溜めておこうと思います!

テーマが凄くニッチなんじゃないか

これは最早人によるとしか言えないですが、一緒に遊んだプレイヤーから良く出てくるのが
チェスに興味がないからテーマは全く興味を引かない!!
ということでした。

はい、はい、そのレベルね。
わかる、わかる、私もその時代通ってきているんですよ。
考えられています、その辺についても.

それが、何度も言いますが歴史的背景です。
正直なところ「スパスキーVSフィッシャー」に興味をもてというのは、「レッドソックスVSヤンキース」「任天堂VSソニー」に興味を持てっていうようなものだと思うんです。
好きな人は好きだろうけど、基本的に興味なければみませんよね?

でも、これが「大谷正平の成功の道」とか「任天堂 Switchが見せた奇跡の逆転劇」とかだったらもう少し興味出ると思うんです。
歴史的背景はどちらかというとそういった類の読み物としてみることができる1冊なんです。

これを読む前と読んだ後では全く違います、没入感が・・・!!

興味を持てないといった一緒に遊んだプレイヤーも「考えて戦うのは面白いし人交代して遊びたい」と言ってくれていたのでそんなことないんですが、あえて言わせてください
このゲームはこの歴史的背景を読んで完成する!!

激推しポイントにも書いていますが、カバンにスポット入る大体B6サイズなんで遊ぶ前に是非読んでみてください!!
あと、この話知ってたらちょっとインテリぶれるなーとな私は思いました!!
(この発想がすでに愚かという説もある)

説明所に難しい単語が多い

根本的に私は横文字に強くないのです。
てか、英語語源のことを横文字と呼ぶタイプの英語に苦手意識持っている人間なのです。

するとこのゲームを遊ぶとどうなるか?
"パルスのファルシのルシがパージでコクーン"となるわけです。
↑は読めるけど初見だといったい何を言っているんだ!?となりますよね。

上はさすがに誇張していますが、最初説明書読んだときは似たような感想を得ました。
"イニシアチブを得たプレイヤーがエクスチェンジを開始してエクスチェンジの勝者がイニシアチブを得るのを繰り返しゲームの勝者を決めて最終的にマッチの勝者を決める"
これが「マッチ オブ ザ センチュリー」なんです。

今となったら、なるほどと思うし「おかあさぁぁぁん、僕エクスチェンジとったよぉぉぉ!」というくらいには使いこなせてます。
むしろ言いたい呼び方で素敵なんですが、初回はチェスの専門用語すぎるのでは?と恥ずかしながらビビり散らかしてしまいました。

特に"イニシアチブ"はいいですよ。
「マッチ オブ ザ センチュリー」中のどんな時に使ってもカッコよさしかありません。
例えば『イニシアチブとれちゃうんだけどなー、イニシアチブとるほどでもないんだよな、この盤面は。まぁ、取ったら永遠のイニシアチブになるんだよな』などはったりをかけることもできます。
上は言ったときはマジで相手にされてませんでした、フィッシャー氏に恥かかせて申し訳なくなりました。

最後に

私は基本的になんでも楽しめるタイプなんでレビュー依頼を受けたときも良いことだけ書くのだろうと思っていましたが、しっかりと向き合うと思うところ出てくるもんなんですね。
とは言え、「マッチ オブ ザ センチュリー」は面白いゲームで間違いないです。

もし、私が対面で遊んでいる人に進めるなら以下のような感じの人に進めると思います。

・2人用ゲームの【バトルライン】が好きな人
戦略性があって、数値比べとカード効果で相手との読み合いが熱いゲームとかいう「マッチ オブ ザ センチュリー」なんて勧める以外の選択肢がありません
真ん中にポーン配置するのも似てるし(笑)

・小説なんかを登場人物に感情移入して読むことができる人
歴史的背景が熱い読み物過ぎて・・・私はマジでフィッシャーを背負ってゲームに没入出来ました。
本当に友情・努力・勝利のすべてが詰まってます、ジャンプといっても過言ではない・・・(あとは意見をめちゃくちゃ言う大切さとかも学べます)

・"ヒカルの碁"が好きな人
「マッチ オブ ザ センチュリー」をプレイしたら背後にフィッシャーかスパスキーが出現しますよ。
チェスを知らない私に彼らは1手1手カードという手段を使って私に語り掛けてきました・・・あの時間はまさしく新連載"ギサワのチェス"でした。

もしこの記事を読んでいる方に2人で遊ぶ機会がある人には余裕で勧めます。
めっちゃ面白いです。

数寄ゲームズ様がゲームマーケット2023秋にて先行発売予定です

気になる方は是非、観に行ってみてください。

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